耐環境通信機器を用いた光発電所へのリモートアクセスシステム

耐環境通信機器を用いた光発電所へのリモートアクセスシステム構築事例
MA-E350/LD-32

MA-E350/LD-32

センチュリー・システムズ社製、耐環境通信機器(組込みLinuxマイクロアプライアンスサーバ:型番MA-E350/LD-32、温度-20℃~60℃対応、LTE通信、DIx24、DOx8)を長野県の光発電所へ納入致しました。

実装としてはUbuntuベースの耐環境Linuxマイクロアプライアンスサーバからソーラーパネル用パワーコンディショナー、屋外用ネットワークカメラ、屋外用Wi-Fi無線機器へ10分毎にPing監視を行う死活監視スクリプトを作成、Wan側2経路(メイン・サブ)の通信可否を判別し、メイン経路の通信障害時にサブ経路へ切替わるGW切替スクリプトを作成。また発電所管理者様への通知として、障害発生時のメール送信スクリプト(Wan切替時、10分毎のPing5回連続失敗時)と週一の動作報告送信メールスクリプトを作成致しました。

光発電所管理者様が発電所の発電所ネットワークへリモートアクセス可能となるよう、発電所管理者様のお手元のAndroid、Windows端末から長野のパワーコンディショナー、屋外用ネットワークカメラ、屋外用Wi-Fi無線機器へリモート操作可能なように組込みLinuxマイクロアプライアンスサーバへオープンソフトのVPNソフトウェアを導入致しました。

なお組込みLinuxマイクロアプライアンスサーバ(MA-E350/LD-32)が応答不能となった場合に備え電源管理機器CB-100/PAを設置致しました。電源管理機器CB-100/PAは電源供給先のMA-E350/LD-32へPing監視を行い1時間40分連続してPingに応答が無くなった場合にMA-E350/LD-32の電源をリセット(Power OFF->ON)を行い機器を自動再起動致します。CB-100/PA(温度-20℃~60℃対応)は供給DC電源毎、PoE電源毎にスケジュールから電源オン・オフなどが可能です。

光発電所の管理者様からはお手元のAndroidからVPNアクセスを可能とした点、パワーコンディショナーの通信障害時にメール通知によるお知らせが届くようになった事が大変喜ばれました。弊社としても安価なSIMを用いた屋外リモートアクセスはニーズが高いと期待致します。屋外へのリモートアクセス機器にご興味などありましたらお気軽に弊社までお問合せ下さい。